
皆さんこんにちは!
株式会社Brave、更新担当の中西です。
さて今回は
~図面~
ということで、給排水図面がなぜ欠かせないのか、どう活用すべきかを詳しく解説します♪
給排水工事は、建物の“生命線”とも言えるインフラを支える極めて重要な工程です。しかしその多くは天井裏や床下、壁の中などに隠れており、完成後には見ることができません。だからこそ「図面」による設計・管理が非常に重要です。
給排水図面は、水道本管からの引き込み、給水・給湯・排水の経路、配管のサイズ・勾配・接続位置などを明示した専門設計図です。建築図面や設備図と連携し、全体計画に基づいた正確な配管設計を支えます。
図面に基づくことで、配管の通り道やバルブの設置位置などが明確になり、施工ミスを大幅に減らすことができます。
建築、電気、空調など、他業種との工事が重なる中で、図面により設備の干渉や配線との衝突を事前に回避できます。
竣工後にトラブルが発生した際、図面をもとに迅速な原因特定や修理対応が可能になります。また、点検口の位置や配管の勾配確認にも役立ちます。
建築確認や水道局への申請など、法令・条例に基づく手続きにも、正確な図面が必要不可欠です。
ポイント | 内容 |
---|---|
正確な記載 | 管径、素材、勾配、支持間隔、接続位置などを明確に |
見やすさ | 色分けや記号を使って誰が見ても分かるレイアウトに |
現場との整合性 | 実際の建物構造とズレがないように常に最新状態を保つ |
更新管理 | 改修や増設に伴い、図面も必ず最新版に修正する |
図面あり:排水詰まりの原因箇所をすぐに特定、即日復旧。
図面なし:どこに管があるか分からず、壁や床をむやみに破壊して調査、費用と時間が大幅増。
給排水図面は、ただの設計資料ではありません。施工の正確さを支え、建物の安全性とメンテナンス性を高める「不可視の資産」です。図面を正確に作成・管理し、現場と常に整合を取ることが、真に信頼される給排水工事につながります。